菊池ひみこ プロフィール

氏名

name

菊池ひみこ
(キクチ ヒミコ)

KIKUCHI, Himiko

職業

profession

ピアノ、キーボード奏者(ジャズ)/作曲家・編曲家

Pianist & Keyboardist (Jazz) / Composer & Arranger

リーダー作

leader albums

『Don't Be Stupid』
(1980, from TEICHIKU/廃盤)

『Flashing』
(1981, from TEICHIKU/廃盤)

『All Right』
(1982, from TEICHIKU/廃盤)

『Woman』
(1983, from TEICHIKU/廃盤)

『Reverse It』
(1984, from TEICHIKU/廃盤)

『森羅万象』
(1985, from TEICHIKU/廃盤)

『Flying Beagle』
(1987, from CBS SONY/廃盤)

『Sevilla Breeze』
(1988, from CBS SONY/廃盤)

『BEAM』
(1993, from BMG VICTOR/廃盤)

『HIMIKO KIKUCHI BIG BAND LIVE』
(2000, from FBC/完売)

『ふるさと 〜Hime In My Soul』
(2005, from FBC/FBCM-004)

『DQ * The Live!』
(2007, from TOEI MUSIC PUBLISHING/TMPF-3002)

略歴

history

宮城県仙台市生まれ、塩竈市育ち。

7歳よりクラシックピアノを始め、宮城学院大学音楽科・古賀るい子女史、東京芸術大学教授・堀江孝子女史に師事。
その後、エレクトーンやパイプ・オルガンでの演奏活動を開始。
12歳の時、出場したヤマハ・エレクトーン・コンクールでバッハの『トッカータとフーガ ニ短調』を演奏し、第2位に入賞。
15歳より作曲を学び、16歳の時のヤマハ・エレクトーン・コンクールで優勝。
その後、アメリカ、メキシコ、フィリピン等、世界各地を演奏旅行し、帰国後、プロのピアニストとして活動を始める。

吉田拓郎、上条恒彦、五輪真弓、大橋純子等のロック、フォークグループでの演奏を経て、1975(昭和50)年頃よりジャズに傾倒し、藤井貞泰氏に師事。
《原信夫とシャープス&フラッツ》で彼の代役を務めたり、三木敏吾率いる《インナー・ギャラクシー・オーケストラ》にも参加する。1979(昭和54)年には同バンドでスイスの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に出演。スタジオミュージシャンとしての仕事も始める。
その一方で自らのバンドも結成し、演奏活動を精力的に展開。

1980(昭和55)年にアーニー・ワッツ(Sax)を迎えてレコーディングした『Don't Be Stupid』でレコード・デビュー。以降、オリジナルアルバムを次々と発表。
1982(昭和57)年の3rdアルバム『All Right』では、ロス・アンジェルスにあるチック・コリアのプライベート・スタジオ「マッド・ハター・スタジオ」にて、アーニー・ワッツ(Sax)、スティーヴ・フォアマン(Perc)、アル・ビズッティ(Tp, Flg)、ジョン・ロビンソン(Ds)らを迎えてレコーディングを敢行。同作品は、同年のオリコン「ジャズ部門」にてTOP 3にランクインし、ヒット賞を受賞。
こうした自身の制作活動の傍ら、CMやTV、映画等の音楽も手掛け、コンピレーションアルバムも多数制作されている。
さらに、各地のジャズ・フェスティバルやライブハウス等での演奏活動も展開。インドネシア・ジャズ・ソサエティの招待により、インドネシア・ツアーも行った。

1992(平成4)年、東映映画『新極道の妻たち 覚悟しいや』(岩下志麻主演・山下耕作監督作品/1993年公開)の音楽を制作。これを機に、ジャズ・カルテットに5管のホーンセクションとラテンパーカッションとを加えたブラス・ロック・バンド《BEAM》を結成。同映画のサウンドトラックを兼ねたアルバム『BEAM』を発売した他、各地で演奏活動を行った。

1999(平成11)年、夫でギタリストの松本正嗣と鳥取市へ移住。

2000(平成12)年の「中四国ビッグバンド・ジャズフェスティバル」を機に《BEAM》のブラス編成を13管に拡大し、《HIMIKO KIKUCHI BIG BAND》として再編成。CDアルバム『HIMIKO KIKUCHI BIG BAND LIVE』に加え、オリジナル・バンド譜も発売している。

2002(平成14)年、鳥取県で開催された「第17回国民文化祭」のイメージソングとして、同県出身の作曲家・岡野貞一の唱歌『ふるさと』をモチーフに、長年の夢であったジャズ・ピアノ・コンチェルトを制作。『ふるさと 〜Home In My Soul』と名付ける。
開会式では音楽監督として、プロとアマとで構成されたフル・オーケストラと公募で集められた地元の子どもたちによる合唱団、さらに自身のジャズ・カルテットを率いて同曲を実演。御臨席の皇太子同妃両殿下を始め、来場者から拍手喝采を浴びた。

2005(平成17)年、同県で開催された「第17回全国生涯学習フェスティバル」総合開会式で『ふるさと 〜Home In My Soul』を再演。
また、この際に新たに公募して集まった子どもたちで結成した《夢フェスタ記念合唱団》による歌唱で同曲のCDを発売。

こうした自らの制作活動や演奏活動に加え、鳥取でゴスペルグループ《Holy Gang Gospel Choir》(2000年〜)や少年少女合唱団《夢フェスタ記念合唱団》(2005年〜)を率いるなど、地域に根ざした活動も展開している。

2005(平成17)年、「第30回鳥取市文化賞」を受賞。

現在、トリオ等での活動の他、『ふるさと 〜Home In My Soul』の制作・実演時の核となったメンバーを率い、ジャズ・カルテットと弦楽カルテットとを融合させたグループ《菊池ひみこDouble Quartet》での演奏活動も展開中。